名古屋市の矯正歯科ならとがり矯正歯科

ご挨拶

歯の豆知識 ※患者さんの許可を得て紹介しています

矯正歯科治療の特殊性

矯正歯科治療と他の病気の治療との違いについて述べます。  一般的な病気、そして歯科では虫歯や歯周病などは、早く見つけて早く治療にとりかかれば、「早く簡単に治る」のが普通です。

それでは、矯正歯科治療(不正咬合の治療)はどうなのでしょう?
子供の時(小学生)に治療を受けたとしても、その後「大人になってからもよい歯並びのまま」になっているとは限りません。むしろそのような場合は少ないでしょう。矯正歯科治療の終了は、完全に永久歯が生えそろい、顎の骨の成長(身長の伸びとおおよそ同じです)が終了した時点となります。つまり、高等学校卒業以後です。

最近、「小児矯正」という言葉を耳にしたり見たりしますが、小学生の時だけ矯正歯科治療をしていた場合、大人の歯(永久歯列)に生えかわった時にどうするのだろうと思います。小学生の時の限定した治療の歯並びがそのまま中学、高校、成人になるまで続くことは少ないでしょう。そのため、矯正歯科専門医院では、小児から成人になるまでの一連の治療を行います。

要約すると、不正咬合の治療には、症状により子供の頃から治療を開始しなければならない場合や、大人になってからでも十分治療が可能な場合もあります。早めに矯正歯科専門医院での診察をお勧めします。

■大人になってから十分治せる例(むしろその方が良い例)
  顎の骨に問題がなく,凸凹のみの場合(叢生)

治療前 22歳
大人になってから十分治せる例 治療前
  大人になってから十分治せる例 治療前

治療後 24歳
大人になってから十分治せる例 治療後
  大人になってから十分治せる例 治療後

■小学生時に初期治療をする必要のある例
  受け口(下顎前突)

治療前 9歳
下顎前突 治療前
  下顎前突 治療前

初期治療終了時 10歳 その後、しばらく矯正歯科治療の休み期間あり
下顎前突 初期治療終了時

  下顎前突 初期治療終了時

最終治療後 16歳
下顎前突 最終治療後
  下顎前突 最終治療後

■小学生時に初期治療をする必要のある例
  出歯(顎の骨自体の上顎前突)

治療前 11歳
上顎前突 治療前
  上顎前突 治療前

治療後 17歳
上顎前突 治療後
  上顎前突 治療後

 *矯正歯科治療を成功させるためのヒント

   小学生半ばまでに「矯正歯科医院」でのチェックを受けておくこと。
   そうすれば,治療時期を逃さないでしょう。

歯が動くって本当ですか?

誰でも歯は一生を通して少しずつ動いています。
大人になったからといって、その位置に留まっている訳ではありません。矯正歯科治療は、動く歯をうまくコントロールして正しい位置に移動させます。
その結果、きれいな歯並びと、良い咬み合わせが得られます。歯並びは、口元にも大きな影響を与えます。

■当院での治療例(八重歯)

八重歯 治療前
治療前 20歳
八重歯 治療後
治療後 22歳

歯並びを治すと、顔の形が変わりますか?

通常の矯正歯科治療(外科手術を伴わない場合)では、顔の形そのものが変わる事はありません。
しかし、前歯が正しい咬み合わせになれば、口元の感じは大きく変化します。「出っ歯」や「受け口」を治した場合がそうです。

■治療例:出っ歯(上顎前突)
この例は、上下の顎の骨の大きさにズレがあり、成長発育の旺盛な小学生の時から矯正歯科治療を始めました。その結果、顎の骨の成長コントロールができ、歯を抜かずに治りました。
顎のバランスが良くなり正しい咬み合せになると、口元は大変きれいになります。

治療前

治療前

治療後

治療後
出っ歯(上顎前突)

治療前

治療前

治療後

治療後

「親知らず」は抜かなければなりませんか?

■治療前
治療前

顎(あご)が小さく下の図の様に引っ掛かって正しく生えなければ、抜いた方が良い事が多いでしょう。
しかし、顎(あご)の骨の大きさや歯の位置によっては、親知らずを抜く事はなく、必要な歯として十分に咬む機能を果たす事ができます。

治療前 治療前 前歯は非常に凸凹していますが、親知らず(矢印部分)は十分萌出しています。凸凹の原因となっている第一小臼歯を抜いて、矯正歯科治療をしました。
■治療後
治療後 治療後 親知らずも含め、全ての歯がきちんと咬む機能を果たしています。
治療後

この親知らず(矢印部分)は、十分なスペースがあったため、真っ直ぐに生える事ができました。